臓器移植法改正案(A案)賛成の意見書

2009/06/22発表

去る6月18日に、臓器移植法改正案(A案)が可決されました。参議院は速やかに本法案を可決すべきです。

現に苦しんでいる方々がおり、今現在それを治療する方法があるのに、いったい何の権利で「移植禁止」を強制できるのでしょうか。議員は人の生殺与奪の権能があるほどに偉いのでしょうか。「子供の移植禁止」を主張することは、患者に「死ね」と言うのと同じであると考えます。何人たりとも、他者の生存権を侵してはならないはずです。

死生観に関わるとの意見をよく耳にします。ならばその意見を、今まさに死にゆく患者の前で言えますか?死生観と、人の命と、どちらが大切かは考えるまでもないことです。

また、時期尚早との意見が聞かれますが、これは国会の怠慢によるものだと考えます。現行法では「施行後3年をめどに規定を見直す」とありますが、もう施行から11年が経過しています。その間国会は何をやっていたのでしょうか。制度更新に向けて議論をしたのでしょうか。意見がまとまらないのは「時期尚早」だからではなく、「国会の怠慢」によるものです。もはや「時期尚早」を理由に議論を行わないことは許されません。本法案を速やかに審議することは国会の責務だと考えます。

参議院議員各位に対し、以上の点を強く認識し、最大限の努力を払って速やかに本法案を可決することを求めます。


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